突然だが、現代人は働きすぎだと思う。上京して今年で7年目を迎える私だが、都会人はそれが特に顕著だと感じている。
現在は毎日自宅に籠っているので、今となってはもうだいぶ昔のように思うが、思えば毎朝ギュウギュウの満員電車に身をねじ込むOLだとか、終電の車内で吊革に掴まり立ちのまま器用に寝ているサラリーマンだとかがいるのが日常だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響から、今はそんな光景を見ることは少ないだろうが。
とまぁ「現代人、頑張りすぎでは?」と思うことが多々あるのだが、誰しも何もなく頑張り続けるのは結構キツイと思う。仕事も家庭も学業も、なんなら今のこの自粛に関してもそうだ。継続するためには、適度な息抜きやご褒美が必要だと思う。そんなことを考えた時、私は一つの答えに辿り着いた。私達に必要なのは「自分を労わる時間」ではないか。
毎日頑張る自分を盛大に祝うパーティーを開こう
自分にも他人にも優しいと自負している私は、こういう時どうすれば一番いいかを知っている。おいしいごはんとお酒を用意するんだ。お酒というと、私は基本的にビールや日本酒を好んで飲むが、今はそうじゃない。なんか……こう、気分が上がるやつがいい。だって特別感を出したいから。おいしくて写真映えしそうなオシャレな感じのお酒と料理がいい。そうだ、ピッタリのお酒がある。
黒にんにくと赤ワインをブレンドしたフルーティーなワイン「クロシュ」。
にんにくの街・青森県田子町から生まれた新感覚ワイン「クロシュ」!まろやかな黒にんにくの甘みと酸味、ぶどうの香りが楽しめるお酒だ。クロシュはとにかくボトルのデザインがオシャレ!あと、アルコール度数が8%と普通のワインよりも低めなので、飲みやすい。よし、ワインはクロシュで決まりだ!
さて、この最高のワインに合う、おいしくて写真映えする料理はどうするか。ちょうどいいところに (わざとらしいが) 田子町産のにんにくが大量にある。クロシュにもにんにくが使われているし、今宵は見た目からは想像できないオシャレなにんにくパーティーを開こうではないか!
料理の完成イメージはこんな感じ。パーティー感満点!
まぁ、パーティーと言っても実際は一人飲みだが、そこはたいした問題ではない。さて、このいかにもオシャレな感じの料理、実は全て簡単にできる。材料を準備して作ってみよう!
オシャレなパーティーや女子会には絶対ある「ガーリッククリームチーズディップ」
バゲットやクラッカーをディップする系のちょっとしたおつまみって、パーティーや女子会に必ずと言っていいほどある気がする。個人的に、この料理一つでパーティー感を爆上げできるのでおすすめ!
各種ディップソースの材料はお好みで。余談だがクリームチーズのパッケージがかわいい。
【基本の材料】※1種類のディップソースに必要な分量
- クリームチーズ:70gくらい
- 生クリーム(なければ牛乳でもOK) :大さじ2
- にんにく(すりおろし):少々
- 塩:少々
【各種ディップソースの材料】
- 明太子(身を取り出しておいたもの):大さじ2
- アボカド:1/2個
- ハーブ(生でも乾燥でもOK):少々
今回は3種類のディップソースを作ろうと思うので、ベーシックかつ自分の好きな材料を用意してみた。各種ディップソースの材料は、枝豆や芽ネギなど季節感のある食材でもいいし、梅や味噌、わさびなど和風テイストにしてもおいしいと思うので、お試しあれ。
なめらかになるまで混ぜたクリームチーズと各種ディップソースの材料を混ぜるだけ。
作り方は非常に簡単。一言でいえば「混ぜるだけ」。
- クリームチーズをゴムべらで混ぜながら柔らかくし、生クリームor牛乳で溶きのばす。
- ①にお好みの各種ディップソースの材料をそれぞれ加えて混ぜる。
- 塩とすりおろしたにんにくを入れて味をととのえれば完成!
【個人的総合評価】見た目★★★ 手軽さ★★★ にんにく度★☆☆
材料を混ぜて器に盛り、バゲットやクラッカーを添えるだけでとってもオシャレに!クリームチーズと各種ディップソースの材料の割合は、自分の好みでOK。ちなみに、材料に記載はしなかったが、完成写真のようにかいわれ大根のほか、サーモンやオリーブの実なんかを乗せるとさらにおいしくなるのは言うまでもない。
さっぱりだけど食べごたえ満点のサラダ「トマトとタコのガーリックタパス」
完全に個人的な意見だが、おつまみってどうしても肉系や揚げ物を選びがち。理由はお酒が進むから!しかし、ガッツリ系おつまみの途中に挟むサラダがおいしいというのも事実だ。よし、それなら野菜と魚介を一緒に食べられる、贅沢でお酒が進むサラダを作ろう!
タコは生・冷凍どちらでもOK。調理前に軽く水分を拭きとっておくべし。
【材料】
- トマト:1個
- 真ダコ(ブツ切り) :1パック
- にんにく:1個
- かいわれ大根:適量
- 塩:適量
- こしょう:適量
- オリーブオイル:適量
かいわれ大根の代わりにルッコラを入れてみてもいいかも。あと、野菜をもっと食べたい人は、このサラダならレタスや水菜、きゅうりなどが合いそう。
にんにくのいい香りが漂い、これだけでもおいしそう。パスタの具材にも使えそうだ。
作り方は「切って炒めて混ぜるだけ」と、このサラダもこれまた簡単。
- タコとトマトを食べやすい大きさに切る。にんにくはみじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて加熱し、香りが立ったらタコを加えてさっと炒め、塩・こしょうで味をととのえる。
- 容器に②とトマトを入れて軽く混ぜ、冷蔵庫で30分ほど寝かせる。味がよくなじんだら皿に盛り、かいわれ大根を添えたら完成!
【個人的総合評価】見た目★★★ 手軽さ★★☆ にんにく度……★★☆
にんにくがガツンと効いているので、食欲がそそられること間違いなし!さっぱりとしたトマトと歯ごたえのあるタコがにんにくソースと絡み合い、いくらでも食べられるはず。サラダと思って侮ることなかれ、おいしさは主役レベル!
メインディッシュはこれで決まり!最強のにんにく料理「牛玉にんにく」
ラストはメインディッシュである肉料理の紹介。やっぱり赤ワインと言えば肉料理!個人的に牛玉にんにくほどダイレクトなにんにく料理はなかなかないと思う。ワイルド感満点の料理だが、こういったものが実はなんだかんだ言って一番おいしいんだよね。
調味料を除く材料は非常にシンプル。牛肉とにんにくのみ!
【材料】
- ・牛薄切り肉:300g
- ・にんにく:1個
- ・塩:適量
- ・こしょう:適量
- ・サラダ油:小さじ2
- ・フライドガーリック:適量
- ・みりん:大さじ2
- ・砂糖:小さじ1
- ・醬油:大さじ2
最後に青ネギを散らすと見た目も味もgood(私はネギ類が苦手なので今回はナシ)! ちなみに、フライドガーリックは生のにんにくを揚げた自家製フライドガーリックを使ってみた。これぞ、時間が有り余っている暇人が成せる業。もちろん、市販品でも全く問題はない。
運命的な出会いをしてしまった、にんにくと牛肉。
メインディッシュなので、今まで紹介した2品に比べると少しだけ手間がかかるのはご了承いただきたい。でも、作り方は比較的簡単だと思うので是非とも作ってみてほしい。
- にんにく1片を牛薄切り肉で包んで丸くし、塩とこしょうを振る。
牛肉が剝がれるのを防ぐために、転がしたり焼き目を確認したりするのは最小限に! - フライパンにサラダ油を入れて熱し、中火で①の表面を焼く。みりん・砂糖・醤油を混ぜてタレを作り、①に加えて絡める。
- 皿に盛り付け、フライドガーリックを散らせば完成!
【個人的総合評価】見た目★☆☆ 手軽さ★☆☆ にんにく度★★★
甘じょっぱく焼き上げた牛肉を齧ると、中からホクホクのにんにくが肉汁とともに顔を出し、口いっぱいに旨みが広がる!にんにくの旨みと牛肉の脂の甘みが互いを引き立て合っていて絶品だ。おつまみはもちろんだが、これはご飯との相性も抜群な予感!
さぁ、パーティーの始まりだ!!!!!!!
特別なパーティーにふさわしい、最高のお酒と料理の準備ができた。お酒はフルーティーなクロシュ、料理はガーリッククリームチーズディップ、トマトとタコのガーリックタパス、牛玉にんにく、そして以前作って以来ハマったシュクメルリ(詳しくはこちらの記事をご覧ください!) も並べてみる。こうしてみるとかなり豪華な感じ。雰囲気を出すために、いい感じの音楽も流してみたが、完璧だ(雰囲気はお察しください)。
撮影タイムは手短がモットー。ササッと撮って、早くできたてを味わいたい。
一瞬の撮影タイムの後、おまちかねの実食!あぁ、どれも最高……まさに至福のひと時。「色々な種類のおつまみを少しずつ食べながらお酒を嗜む」という境地に最近ようやくたどり着いた私は大人の女だ。そう、言うなれば今の私は長澤まさみ。まぁ、性別と髪の長さくらいしか共通点がないけど。あぁ、今私は「いい女」気分で最高の夜を過ごしている。
クロシュに秘められた、無限大の可能性に気付いてしまう
おいしいにんにく料理とクロシュのマリアージュをしばし楽しんだ頃、私はそろそろ一段階上の領域に行きたいと思っていた。視線の先にあるのはクロシュだ。甘めなお酒のためにスルスルと飲めてしまうクロシュが、実は色々な楽しみ方で味わえるのを私は知っている。その一つが田子町発のにんにく入りコーラ「ジャッツ タッコーラ」で割った、通称「タッコーラ割り」(命名は「ニッシー」こと田子町観光協会の西村さん)だ。
にんにくとコーラという斬新な発想と確かな味で大ヒット中の「ジャッツ タッコーラ」。
スペインにはコーラ×ワインのカクテル「カリムーチョ」がある。ならば、タッコーラ×クロシュは「ガリムーチョ」では?というニッシーさんの天才的発言を知った時、絶対に試してみたいと思っていたのだ。いやしかし、甘みと酸味のバランスが絶妙で、本当によく合う!そしてさらに私は、手元にあった田子町産りんごジュースと組み合わせて「ヌーヴォ・アップル」も作ってみた。こちらは甘みとフルーティー感がさらにあり、また別のおいしさがある。
上手くいけばキレイな2層になるはず(混ざって紫になってもこれはこれでいい感じ)。
おつまみを食べながら様々な割り方を試していたらボトルを空けてしまった。
その後、あれよこれよと飲み続けてついにはボトルを空け、料理も残さず完食。こうしてあっという間に夜は更けていくのであった。
にんにく尽くしのお酒とおつまみで最高の時間を過ごそう
よし、これで明日からも頑張れそうな気がする。そういえばパーティーの途中で思ったが、これは最近流行りのオンライン飲み会にもピッタリなのではないかと閃いた。料理もお酒も見た目が華やかなので、相手に興味を持ってもらえそう(話のネタになりそう)。あと、一番うれしいのが、画面越しだからにんにくの匂いが相手に伝わらない!オシャレな雰囲気を楽しめるしおいしいし、良いこと尽くし!是非活用してみてほしい。
ちなみに、記事内に登場した田子町産のにんにくやクロシュ、りんごジュースは田子町ガーリックセンターのHPでも販売しているので、要チェック!